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決算書は“診断書”。数字から見える心のサイン

「会計をクラウド化したい」
——その言葉の奥に、家族を想い、未来を守りたいという本音が隠れていることがあります。

 

 

昨日、初めてお会いしたお客様。
ご相談のきっかけは、「手書きの帳簿をfreeeに変えたい」というものでした。

話を伺うと、その方はこれまで会社の数字にはほとんど関わってこなかったそうです。
ずっと任せてきたけれど、ここ最近、どこかで小さな違和感を感じていた。
——本当にこのままでいいのだろうか、と。

 

 


決算書を読み解くと見えてくること

私が決算書を読み解いていくと、
お金の流れに問題がありそうなことがわかりました。
私の数字上の気づきと、お客様のお話が、
まるで点と点が線で結ばれていくように、どんどんと融合していく。

そのとき、ふと昔の記憶がよみがえりました。
駆け出しの頃、ある先輩がこう言っていたのです。

「決算書を見ていると、会社の姿が浮かび上がってくるんです。」

あの言葉の意味を、今まさに感じていました。

 

 


数字の先にある「想い」

さらにヒアリングを進めると、
ご家族との関係性の中で抱えてきた問題、
そして心の奥にある本当の声を話してくださいました。

「家族を守りたいんです。」

涙ながらに語ってくださったその一言が、
静かに心に響きました。

税理士の仕事は、数字を整えることではありません。
数字を通して“人の心の動き”を読み解き、
その方がもう一度、自分の事業や家族と向き合うきっかけをつくること。

 

 


freee導入は未来を動かす第一歩

freeeへの移行は、単なる効率化ではなく、
「違和感に気づいた人」が、自分の手で未来を動かすための第一歩です。

適時適性な数字が私達に気づきを与えてくれます。

そして、決算書は、企業の“診断書”。
そこに現れる数字には、努力の跡と生き方が表れます。
申告書もまた、静かにその歩みを語ってくれるものです。

 


数字と感性、そのあいだにあるもの

けれど、私たち職業会計人は数字だけを見ていてはだめだと思うのです。
数字を超えたところにある“感性”——
それがあってこそ、お客様との間に“何か”が生まれる。

 

その“何か”こそが、信頼であり、希望であり、
私がこの仕事を続けたい理由なのだと思います。

投稿者: tanaka